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車の記事を読んでいて、「トラクション」
という言葉の意味が分からず調べてみた。

ある人のアンサー
…「綱引き」の場合、
引く力が強くとも、握力が弱ければ、相手に引く力になりません。
この場合の「相手を引く力」がトラクション。

引くと押すが反対になるが、
ダンスで言えば、フットプレッシャーが握力、
では床を押す力は何処から来るの?

身体の中の、何処がエンジン(パワーの源)で、それをどう床に伝えているのか?

このことをキチンと考えないと、
「当然という名の曖昧さ」のままきている気がする。

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2020.08.17 Mon l ダンス・動作の考察 l コメント (0) l top
最近のマイブームは『立甲』だ。

運動科学総合研究所の高岡英夫先生が提唱する肩甲骨の状態、
使い方。著書「肩甲骨が立てばパフォーマンスが上がる」

もう一つ、最近手にしたのが
「肩甲骨は閉じない、寄せない開いて使う!」柴雅仁 著書

この本に書いてあるトレーニングが最近の日課になっている (^.^)

四つ脚動物は当然前腕を通しても地面を押している。
その時の肩甲骨の状態が立甲。

例えば、ライオンの歩く姿がいい例だ。
肩甲骨がどうなっているか。

四つ脚で歩く事をやめた人間だが、
もし上体の力を上手に使うとしたら、それはやはり
地面との関係が必要となる。

自分の解釈だが、
もっと言えば、人間の上体は下半身によって運ばれるだけのものではなく、
上体自身も地面を押していると考えるなら、
四つ脚で習得した立甲が有益になるのでは。

教室にいる招き猫の腕の上げ方が、
「立甲」している様に見えて来た。

ライオンと招き猫。

2020.08.17 Mon l ダンス・動作の考察 l コメント (0) l top
身体の中にある骨で、おそらく最大のものが大腿骨。
それが、身体の中に二本ある。

以下は、運動能力開発研究所の栢野忠夫さんの著書から、

骨の形状は、『その骨がどう動きたがっているか』を伝えている。
…大腿骨は上腕骨と異なり、極度にL字形状になってます。
この形状は、ひるがえりやすい特性を持っている。
(つまり、回旋しやすい)
このL字形状の特性から来る、大腿骨が内外旋しやすい形をしていると言うことは、
動作に置いてそれが重要である事を意味しています。

以下は、「中国武術完全マスターブック」内、揚進(よう すすむ)さんより、
股関節の内旋・外旋が武術の極意だ…
(股関節の内旋・外旋とはすなわち、大腿骨の内旋・外旋と思われます。)
…腰を下げていくときには股関節が外旋しているんだよ、
という事は、上に上がっていくときには内旋しなければいけないんだ。
…重量挙げでバーベルを持ち上げるときも、真っ直ぐ上げるのではなく
左右の股関節が交互に外旋・内旋を微妙に繰り返しながら一種の揺れを伴っている…

以上、各抜粋。

骨の形は、その骨がどう動きたがっているかを語っている。
骨の形(声)に耳を傾けよう。
自分の骨は、何をしたいのか。

先生が教えてくれるのでは無い。
自分の骨が言っている。



2020.08.16 Sun l ダンス・動作の考察 l コメント (0) l top
手元に置いてあるお気に入りの本に
「透明な力 不世出の武術家 佐川幸義」木村達雄著、があります。

久しぶりにページをめくっていると、次の言葉に目が止まりました。

『技を分解して説明すると別のものになってしまう。』

技を説明する、あるいは説明されるというのは、
私達の日常です。

そして動作を説明する時、あるいは説明を受ける時も、
頭の中では、ここの部分をこうして、そしてあそこはこうやってと、
身体をパーツごとに分類して理解しようとします。

自分がレッスンを受けた時の昔のノートを見返してみても、
一生懸命そういった類いを書き込んであります。(^.^)

技を本質的に伝える、習得する事の難しさを改めて感じました。
2020.06.23 Tue l ダンス・動作の考察 l コメント (0) l top
以前、阪神タイガースの藤川球児投手が
アメリカ大リーグでの経験を次の様に語っていた。

「アメリカ大リーグのマウンドは、固いんで跳ね返される感じなんですよ。
日本人の投げ方だと、下半身主導でいって着地して、
そこから粘って体のパワーを伝えながら、腕の遠心力でしならせて投げるじゃないですか。
1、2、の3で着地して、そこに間があるんですけど、
アメリカのピッチャーは、それがなくて
1、2、の3で、すぐ上半身の筋力の強さで投げる。」

日本で活躍した投手が、大リーグに行って苦労する事に、
ボールの大きさ、乾燥から来るボールの滑りやすさ、
そしてマウンドの固さがよく語られる。

大リーグのピッチャーの投げ方と、日本のプロ野球のピッチャーの投げ方は、
まるで違っていて面白い。

アメリカの大地で生まれた『ベースボール』と、日本の土壌で育まれた『野球』。

日本の土壌について
ある研究者が次の様に言っている。

「…むしろ日本の土は、世界の標準から外れた特異なもののように思えた。
…ヨーロッパ大陸の降水量は数百mm/年、日本の半分以下である。
アフリカ大陸、オーストラリア大陸のほとんどは降水量はさらに少なく、
500mm/年以下の乾燥気候が圧倒的である。

…我が国は世界でも稀な、土壌の乾燥が抑えられ、
土壌が湿、または過湿である期間が長い国である。

…ところで年間を通じて停滞水に飽和されたグライ台地土であるが、
海外ではこれに匹敵する土壌はまず存在しない。
グライ台地土は海外では皆無に近く、我が国の特産といって差し支えないように思われる。」

以下は、大石久和著 『国土と日本人』より
「…ニューヨークの中心部分をなしているマンハッタン島は、
一つの岩からできているといわれている。
東京にしろ大阪にしろ名古屋にしろ、我が国の大都市がずぶずぶといってよいほどの
軟弱地盤の上に存在しているのに対して、
ニューヨークは極めて硬い岩盤の上にその中心部分がある。…」

調べると、こういった話はいくらでも出てくる。
大地という、あまりにも身近に日常的に存在するが故に、
逆にその特異性に気づくのが難しい。

でも、そこでの歩き方は、『ひと目見て日本人と分かる』と
海外の人から指摘される事実は、大リーグのマウンドと投げ方の違いにとどまらず、
日本の土壌の特異性と、長い年月をかけてそれに適応した
日本人の立ち方、歩き方、振る舞い方を物語っているのではないだろうか。

一見すると、世界中何処の都市も似た様な風景を見せる今日だ。
土壌の違いなど、コンクリートの道、コンクリートの建物の上では
まるで関係ない様に思える。
それは土木技術、建築技術の発展と拡散のおかげで、人類の進歩なのかもしれない。

しかし、その上に立つ民族の立ち方、歩き方、振る舞い方という
身体的文化の成立に比べれば、それらは、ほんの、つい、ごく、最近のことである。

大河ドラマで、戦国時代まで遡らなくても、寅さんシリーズの映画で、昭和の風景を見れば、
そのことが良く分かる。 (^_^)



2020.05.02 Sat l ダンス・動作の考察 l コメント (0) l top