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月に2回程、東京で気功を受ける。もう十数年になる。

施術の部屋には、今日はいつもと違う音楽が流れていた。
何となくいいな〜と聞き流していたら、次第に引き込まれて行った。

スタンダードナンバーを奏でるポピュラーピアノ。
派手な装飾を散りばめた旋律は、一つ一つの音が光るつぶつぶになり、
素敵なリズム感で魚群の様にヒラリヒラリと行進する。

つぶつぶの音色の綺麗さと、そのリズム感が何ともいい。

カーメン・キャバレロという、アメリカのピアニストだそうだ。
残念ながら、1989年に他界している。

何がいいのか考えて見た。
1、まずリズム感。
音がまさにそこでしょうという、時間の流れのツボに気持ちよくおかれて行く。
どこに置くかと同時に、置かない時間の取り方、間合いの気持ちよさが凄い。
2、音色
まず音が粒に綺麗に分かれている。その粒は少し甘みを帯び、また乾き過ぎずベタついてもいない。
コロコロ、キラキラ柔らかく光る感じ。
3、強弱
一人の人間の十本の指とは想像できない、オーケストラがそれぞれの音を奏でている様に、
個々の音が強弱を主張する。

正しいと言うだけでく、馬や汽車が気持ちよく転がって行く様な元気さが、
聴いてて湧いてくる。ホントに素敵な音色とリズム感。

動きの質(動きの音色)、間合い、強弱を産める自由さ、
これらは、ダンスにおける、動きの素晴らしさにも通じるんだろうなあ。

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2011.11.29 Tue l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
競技ダンスをやっていて良かった事の一つに、
日本国内、海外問わず色んな所に行けたことがある。

今日も梅原ダンススクールのスタッフは九州の鹿児島で試合。
日本シリーズと言って、毎年、北海道から九州まで日本各地で行なわれ、選手は転戦する。

海外へも、現役時代には、パスポートが真っ黒になるほど行った。
言葉は通じなくても、踊りは世界共通。
食べ物さえ気を付ければ、試合といえども楽しい時間だ。

僕はといえば、今日はレッスンで大阪に来ている。
自分の経験が少しでも人の役に立つのは嬉しいな。

ダンスを通じて、色んな人、色んな場所に触れ合えるのも
この世界の魅力だね。

その為にも、経験を積み重ね自分が発信して行ける様に。


2011.11.20 Sun l つれづれ l コメント (1) トラックバック (0) l top
「これからの子どもたちは、五感を大事にしながら、
インターネットの世界にもつながっていかなくてはいけないけれど、
これはある意味、もうひとつの次元が出現しているということですよね。
体とのつながりがますます大事になっていくと思います。」

これは今読んでいる、よしもとばななさんの文章。

インターネットの時代、同時に究極のアナログである体とのつながり。

僕が生まれたのは、東京の巣鴨。とげぬき地蔵の縁日で有名かな。
都会のど真ん中でありながら、家の周りは土や木々、雑草の広場、緑の裏道…
など、子どもにとっては冒険心をくすぐられる自然らしきものがあった。

家の周りで、木登り、土を掘ってダム造り…
季節によって変わる土や、木の皮の触感、むっとする緑の匂い、日によって異なる空気のぬめり気、
足裏でサクッっとくる霜、…
様々な感触が体の中にある。

今住んでいる、マンションにも小さい子供がたくさんいるけど、
ああいう経験が出来るのかチョッピリ心配。

ダンスで素敵な音楽を聞いた時、
踊る時に浮かぶのは、あの時感じた、風の流れ、匂いや、温度だったりする。

今でも感じれるはずなのに、
子供の頃って、どうしてあーストレートに体にしみ込むんだろう。
2011.11.19 Sat l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
今から十数年前、まだ東京のダンス教室に勤務していた頃…
朝、と言っても10時半、まだ半分寝呆けたままいつもの喫茶店でモーニング。
トーストに、卵に、小さいフルーツポンチ。
巨人の結果を新聞で見ながら、ようやく目が覚めて来る。

営業前に少し練習して、昼過ぎに教室で仕出し弁当を食べる。

教室の周りには、立ち食いそば屋、ラーメン屋、マック、ケーキ屋、吉野家、コンビニ、ドトール、ルノワール…
教室の中は、お菓子、缶コーヒー、ケーキ、菓子パン…

レッスンの合間に、小腹が減るとチャチャっと立ち食いそば屋へ。
時間が無ければ、菓子パン。
もっと無ければ、飴玉を口へ。

夜練習した後は、同僚と連れ立って、ラーメン&ビールと馬鹿話。

そんな生活が30少し前から続いた。

数年前、お世話になっているお医者さんから、
「う~ん、このまま行くといわゆる脂肪肝かしらね~」のお言葉。

え、オイラ、こんなにスリムなのに、…マジ?
って、かなりショック。

その先生いわく、ダンス教室の先生や、そう美容院の方なんかも、
食生活がグチャグチャで、血液結構悪いそうなんだとか…

たしかに、自分を振り返っても、
とにかくだるくなったら何か口にいれて誤魔化すって感じ、
これって、いわゆる「糖質中毒」だそう。
俺って、中毒患者だったのね。

恐るべし、まだら食い。



2011.11.18 Fri l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
今日、名古屋市公会堂で、全日本10ダンス選手権が行われました。

中部からも、単科ではありますが、決勝に数組進出!
頑張りましたね~(^-^)/

現在はなかなかスタンダード、ラテンの両種目をこなすのは
大変と言われてます。

が、僕がダンスを始めた頃、トップクラスでも多くの選手が両種目やってました。

東京の後楽園ホールで見た、桜田哲也・鈴木美代子組のラテンは独特の雰囲気でカッコよかったな~
あの天野博文・京子組も東部日本ラテンの決勝を踊ってました、
天野組らしい、スパーンとしたラインがカッコよかった。
篠田忠・富子組も踊ってたし、…
当日主催者挨拶をされた、中川勲先生も、東部日本ラテンチャンピオン。
(中川組、桜田組、天野組、篠田組はみな、全日本スタンダードチャンピオンです。)

チャンピオン争いをする頃には、種目を絞りますが、それまでは両種目頑張っていたんですね。

今日、審査員をされていた二ツ森司先生は、全日本選手権でスタンダード、ラテン両方ファイナルを踊った、
最後の選手かもしれません。

そして、過去、日本人唯一の世界チャンピオンが、
やはり当日審査員でいらした、鳥居弘忠・洋子、世界10ダンスチャンピオン。
鳥居先生の踊りはビデオでしかみた事がありませんが、
とにかくストロングで、ダイナマイト鳥居!といった感じ。
ここ迄こないと、世界は取れないんだな~と、ビデオながら納得。

実は、日本の10ダンスは名古屋が発祥。
中部の選手が積極的にチャレンジするのは嬉しいですね(^_^)


2011.11.14 Mon l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
昨日、東京品川の、グランドプリンスホテル新高輪にて、
第12回統一全日本選手権が開催されたました。

日本の主な選手が全て出場する日本で唯一の大会。
毎回会場は立見も含め、超満員です。

中部からは、中川組が見事、準決勝入りを果たしました。
素晴しい事です!

他の選手も、一年に一度の全日本選手権に向けて、練習を積み重ね、
それぞれが目標を持ちながらチャレンジしているのが、見ていても伝わってくる
素敵な試合です。
予定調和的な踊りは、見ていてもつまらないですものね…

私は、ここ数年は運営サイドとして参加。
昨年より海外審査員を10名招聘しています。
大会後のパーティーでは、それらの海外審査員が口を揃えて、
団体を統一してのこの様な素晴しい大会が是非、日本において通常となる事を
願う内容のスピーチが続きました。

選手の熱い踊りが、世界へ発信されています。


2011.11.04 Fri l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top