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理解とは、一見相反する様に思われる二つの見解を
同時に見る事ができる能力であり、
それらを相容れないものとしてではなく、
補い合うものとして見る能力である。
(「ボディワイズ」 ジョゼフ・ヘラー&ウィリアム・A・ヘンキン より)

ニワトリが先か、卵が先か?
動きは上からか、下からか?
息は吸うのが先か、吐くのが先か?
寄せる波が先か、引く波か?

人はよく悩む。

一見矛盾する考えを、補い合うものとして統合出来たら。
それがバランスであり、ボディワークの核心だと先の書は言う。

先日メガネを作りに行った。
検眼の機械の前で、ハタと右眼と左眼は異なる視点から異なる映像を捉えている事に気が付いた。
矛盾する映像は、それでも頭の中では一つに統合されている。
それは補い合う事で、片眼よりははるかに豊かな映像だ。
…自分は立派に両の目で世の中を捉えているジャン!
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2012.01.28 Sat l つれづれ l コメント (2) トラックバック (0) l top
時差ボケも直り、のんびりUK選手権を思い出してみる。
(有り難い事に、今年もライジングスター戦を審査する機会に恵まれした。)

3日間の素晴らしいダンスを思い出し、どういう選手が勝ち上がって行くのか
頭の中で再生してみる。

大雑把に言うと…、車に例えれば、
クラッチがしっかり噛み合って地面を蹴っている車と、
半クラッチのままエンジンを吹かしている車が見えてくる。

もちろん、車体の大きさやデザインなど、外面的な違いも目に入ってくるが、
動きの群れから目に入ってくるのは、力がしっかり地面に伝わっている質感だ。

馬が大地を蹴っている質感、水を得た魚がグングン進む質感、風を捉えた鳥が舞い上がる質感…

そんなエネルギーのロスのない、しっかりと大地に繋がった動きは、
群れのなかでも説得力がある。

コーチャーが口を酸っぱくして言う、
姿勢、レッグアクション、フットワーク、ボディの使い方、バランス、
体重移動などは、この説得力を生むために必要なんだと改めて感じました。

2012.01.26 Thu l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
北海道、美瑛の丘。

美しい菜の花やヒマワリの黄色い絨毯をトラクターが潰していく。
毎年繰り返される光景。

潰された花は緑肥という土を肥やす為の肥料になるそうだ。
美瑛の土には、石英というガラスの原料になる小さい透明な石が混じっている。
そこらは、開拓時には、近くの火山噴火による痩せた土地だったそうだ。

1,2年の眼先の収穫だけを考えるなら、そんな事はしなくてよいが、
長い間、豊かな作物を生むためには、毎年、良い土を育てていかなくてはならない。
美瑛の丘で祖父の代から農業を営む農家の言葉だ。

思うに、ダンスのレッスンでも、
作物の育て方を教えるものと、土を育てる教えがあるように思う。

土を育てる。
美瑛の丘の花畑に、そういう意味があるとは知らなかった。

2012.01.24 Tue l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
昔の言葉が蘇る。

選手時代、英国に留学して、その当時は分からなかった教えが、
今、蘇って身に染みる。

UK選手権を観て感じた事を、自分の教室に帰って味わってみる。

う~ん、先生はそう言う事を言いたかったのかあ。

どうやらまだまだ、宝の山が眠ってるみたいだ。

2012.01.24 Tue l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top

成田から東京駅へ向かう車中です。
窓から眺める色は、何となく白。

初めて英国に行った時、窓の景色はレンガ色に感じました。
イタリア、フランス…それぞれの色がありますね。

UK選手権の様な国際大会では、準決勝辺りから、
選手の国名を紹介します。

中国、日本、英国、ドイツ、イアリア、ポーランド、ロシア、スロベニア、アメリカ、
デンマーク……

紹介される選手を見てると、次第にアナウンスされる前に国名が分かって来ます。

姿形、雰囲気、お辞儀の仕方、踊り…その国の文化から何となく発せられる色があります。
言葉はもちろんですが、色んな国の人とコミュニケーションを図るには、
彼らの背景となる国の歴史や、状況、習慣、考え方を知る事が大事なんだろうなあと、
改めて感じます。
2012.01.21 Sat l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
プロオープン・ラテン

1位 マリトウスキー組
2位 リカルド組
3位 セルゲイ組
4位 スクフカ組
5位 マウリィツィオ組
6位 アントン・コルポフ組

となりました、
日本人は織田組がベスト24、
金光組、立石組がベスト48でした。

プロラテンは、220組を超すエントリーで、大変白熱した大会でした。

もう一つ特筆すべきは、アマチュアオープン・ボールルーム部門で
中国の選手が優勝した事でしょう。
UK選手権、全英選手権等のビックタイトルをアマチュア部門とはいえ、
中国の選手が獲得したのは初めてで、歴史的な事だと思われます。
ちなみに、3位にも中国の若い選手が入賞しました。

いま、ヒースロー空港です。日本に帰ると2月のアジアオープンが待っています。
プロ・ボールルーム部門で言えば、今回のUK選手権ファイナリストが全員出場する予定です。

世界のトップの競演をまた見れるかと思うと楽しみです。



2012.01.20 Fri l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
会場からもどり、一息つきながらパソコンを開きました。

今日は、UK選手権プロオープン・ボールルーム。
結果は、
1位 アルナス組
2位 ミルコ組
3位 ビクター組
4位 アンドレア組
5位 ドーメン組
6位 バレリオ組

準決勝に日本の庄司組が入りました。

決勝戦を観ながら、自分がもしリーダーだったら、
6人の中でどの女性が一番踊りやすそうか、また踊ってみたいか。

頭の中で実際に踊ってみました(笑)

すると、う~ん。以外と差があるもんだなあ、、、と勝手に楽しんで。
ダンスの新しい観賞法を発見した気分です。
2012.01.19 Thu l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
時差ボケなので、パソコンの前に座りました。

今日(火曜日)は、UK選手権ライジングスター戦。
競技会のプログラムを見ながら書いています。

正式には、
United Kingdom Open Championships で1959年が第一回、
数えると今年は54回目になります。

1日目 ライジングスター戦(プロ、アマ)
2日目 プロ・ボールルーム、アマ・ラテン
3日目 プロ・ラテン、アマ・ボールルーム
が通例です。

プログラムからライジングスター戦出場選手数を見ると、
プロ ボールルーム139組、ラテン168組
アマ ボールルーム103組、ラテン142組

予選は4次予選まであり、その後準決勝、決勝となります。
プロ、ボールルームを例にとると、
1次予選 139組
2次予選  80組
3次予選  48組
4次予選  24組
準決勝   12組
決勝     6組
という具合いにセレクトされていきます。

プロ部門での日本人選手の出場は多く、
ボールルームでは、139組中、78組
ラテンでは、168組中、69組 です。

試合は、朝9時から始まり、最後は夜11時20分。
途中に2時間ほどの休憩をはさみます。

長い一日となりますが、
一年の最初に行われるビックコンペ、素晴らしいダンスの空気を感じて来たいと思います。

2012.01.17 Tue l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
イギリスについて、思うのはマグカップ。
今朝もホテルの朝食をとりながら、椅子はヨーロッパの物にかなわないというが、
マグカップもそうかな、と思う。

近くのスーパーに行くと、4,5ポンドで素敵なマグカップが沢山ある。
見た目のデザインではなく、持ち易さ、置き易さ、飲み易さのバランスが
いい。

名古屋人の喫茶店文化以上に、イギリス人にとって紅茶を飲む事は
ごく日常の流れのなかにある。そんな日常の習慣のなかで使い込まれて来た道具の
強みだろうか。

昨日の夜は、ボーンマスの町について、ホテル近くの中華レストランで
師匠と食事をした。

あるアジアの国のまだ若い選手との話を聞いた、
才能ある彼は、世界でも準決勝まで駒を進める有望選手であるが、
もう引退するのだそうだ。
師匠が理由を聞くと、世界ではこれ以上頑張っても絶対決勝には上がれないから、とのこと。

話は、師匠の現役時代へ飛ぶ、
日本で活躍するようになっても、やはり世界の壁を乗り越えられなかった頃、
何が違うのか知るために、1年間英国に留学。一般の家庭にステイし英国の生活そのものを
経験するのが目的だった。

そんな中、たとえば、親が子に接する態度を観る。小さいころから一人前の大人として扱かわれ、
責任とともに自分を考えを持つ事を教えられる。
大人同士、男女間、家族、コミュニティの中で、どうやっていい関係を築いていくか。
そういったもろもろの事が大変な勉強になったそうだ。

他人とのコミュニケーションの取り方。
自分の考えを持ち、主張するという事。

そういった、文化の中でボールルームダンスは生まれた。
日本やアジアの文化の中では、生まれ得ないスタイル。
日本には、日本の舞踊があるように。

そういうボールルームダンスの生まれ出でた本質を学んだ事で、
師匠は世界の壁を乗り越えた。

先のアジアの選手にもその事を伝えたかったそうだが、既に引退を決めた後だった。

技術や身体能力だけでは越えられない、何かが存在し、そこに難しさと魅力がある。
ダンスが単なるスポーツではない、文化的芸術的要素を含む証しでもある。


2012.01.16 Mon l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
ブログの更新も久しぶり、今年初めてです。

今、セントレアに居ます。これから成田経由でイギリスへ。
UK選手権へ行って来ます。

ロンドンから車で1時間半ほどのボーンマスと言う海辺の街で行なわれます。
まさに、ダンスの大会が無ければ決して行く事のない場所。

冬のイギリス、鉛色。白い太陽が射すと、銀色に輝く海です。
それでもボーンマスは、イギリスで一番南の海になるんだよね。

では、行って来ます。
2012.01.15 Sun l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top