2月26日(日曜日)、ようやく
アジアオープン選手権が大成功に終わりました。
武道館も、大勢の観客で埋まり、
各国の審査員、観戦者からも、称賛の声を多々聞きました。
試合終了後は、フェアウェルパーティがあり、
選手も交えて遅くまで歓談が続きました。
そんな中、アオザイを着たベトナム選手を見かけました。
聞くところによると、この大会に出場するために、借金をして来日したとのこと。
ヨーロッパに行く事を思えば、アジアでこの様な大会があり参加出来ることは
ラッキーとはいえ、彼らにとってそう簡単なことでは無いようです。
主催者である日本ダンス議会は、彼らベトナム選手の他、スリランカの選手にも
航空費の補助などをして数年前から参加への便宜をはかっています。
彼ら個人の為だけでなく、国に帰って将来彼らが母国のダンス界をリードして行くためにも。
これからの世界のダンス界は、
経済成長著しいアジアの国々が牽引するべきであり、
その中心はやはりこのダンスをヨーロッパから早くから学び、
経験を重ねた日本がそのリーダーシップを取るべきだとの中川会長の考えのもと、
何年も前からアジアの国々との交流、援助にエネルギーをそそいできたと聞きます。
その努力の結実のひとつが、10年目を迎えたアジアオープン、
2008年から続くアジアダンスツアーへの成功へと、続いているのだと思います。
アオザイを着た選手から、これまでの道程、そしてこれからの発展を感じ、願いました。
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