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「日本の踊りは金魚すくい」

腰を落としてしゃがみ、ぽいと呼ばれる紙の輪を
静かに潜らせ、素早くだけど柔らかに掬い上げる。

子供の頃、縁日でやったなぁ。

この「掬い上げる」という動作は、日本文化だと思う。

夜、風呂場でシャワーを浴びながら思った。
自分の子供の頃、シャワーじゃなく、桶だったよなあ。

銭湯に行っても、シャワーの付いている席は少なかった。
親父も、周りの大人も、桶に湯を汲みジャバジャバかけていた。

しゃがんだ姿勢で、湯を桶に入れ、掬い上げて頭からかける。

このしゃがんだ姿勢で「掬い上げる」という技、
これが国技にまで高められたられのが、相撲。

掬い投げ、何て技まである。

金魚すくいも、西欧人からしたら、単なる動物虐待にしか見えないかも。

水の様にはかない紙を、静かに潜らせ
限りなく柔らかい力で掬う。

石の国の民族、西欧人には出来ない芸当かな。

そんな文化から生まれた、踊り。
身体の深いところで「しゃがんで、掬い上げる」記憶が
日本人の中に脈々と生きている。
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2020.03.31 Tue l ダンス・動作の考察 l コメント (0) l top

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