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15年ほど前だろうか、九州の阿蘇の近くの知人宅に泊まった。
夫婦と小さな子供のいるその家は、看板の無い民宿をやっている。
そして、全てを自給自足でまかなっているのだ。

味噌も醤油も米も野菜も卵も酒も…ほとんど自分で作る。
もちろん家にはTVも無い。

夜、皆で食事をし終わると、
シ~ンとした静寂が訪れた。
小さな明かりの他、外も内も真っ暗だ。
そんな中、延々と色んな話しをした様に思う。

彼は以前、福岡で外食産業に勤めていたが、
食に対する考え方に嫌気がさし、阿蘇に移り住んだという。

そんなタイムスリップした様な空間に、2、3日ばかり居たと思う。
時間の流れにようやく慣れた頃、飛行機に乗って東京に戻った。

空港から家路につく。
人、人、人…人の多さにも驚いたが、目に飛び込むあるものに気がついた。

広告だ。

世の中こんなにも、あれ買え、これ買え、という情報が氾濫していたのか。
いや、よく見れば、むしろそれだけである!
愕然とした…
色んなキャッチコピーのもと、綺麗な文字やデザインで表現されているそれらは、
どれも何とかして人からお金を出させようとしている。

何も無い世界から戻ったばかりのその時の自分には、その仕組みが痛い程分かった。
毎日目にするそれらにいつに間にか洗脳され、持たねば恥ずかしい様な気さえする。

知らない内に溺れている広告の渦。
なかなかその渦を、外から眺める機会は無い。
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2011.09.13 Tue l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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