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先日TVで、大地震の時どうなるか?
というテーマの番組をやっていた。

寝室で寝ている人形に、タンスや本棚が倒れてくる実験。
人形は自動車の衝突事故の実験に使われるもので、
肋骨にどれだけの衝撃が加わるか測れる。

肋骨はスチール製だが、衝突の時、その形が歪むのが良く分かった。

この映像を見て、う~ん地震は怖いなと思う反面、
肋骨って結構柔軟なんだな…とも思った。
普通、鳥かごの様にイメージされる肋骨だが、
衝撃に、その骨組みを少し変化させて吸収している様に見えた。

最小の労力で、最大の効果を発揮するのが良い動き…
とは、よく言われる事である。
無駄な筋力を使う事なく、骨組みで立ち、
その骨組みを最小の力で変化させる事で、動きを生み出す。

全身は206個の骨に分ける事が出来るという。
この206個を、積み木のように乗せていき、バランスが取れている状態を「立つ」と言い、
この206個の組み合わせを、目的に従い上手に変化させて行く事が、「動き」だろう。

実は、この206個の組み合わせ方(骨格の構造)は、
「歩く」という人間の基本動作を行うために、
現在の構造に進化して来たとも言える。

魚の骨の組み合わせ方は、泳ぐという目的のために、
鳥の骨の組み合わせ方は、飛ぶという目的のために、
それぞれ現在の組み合わせ方(骨格の構造)を、勝ち得た。

先日、マイヤ・プリセツカヤについて書かれた文章を読んだ。

彼女の名を聞いた事のある人も多いと思うが、参考までに…
<マイヤ・プリセツカヤ>
1925年生まれ、ロシアのバレエダンサー。しばしば現代最高のバレリーナと呼ばれる。
…65歳でボリショイ劇場のソリストから引退したが、その後も芸術活動を続けている。
70歳の誕生日には、ベジャールの振り付けによる「アヴェ・マイヤ」を初演した。
…80歳を超えても現役の舞台に立つという。

以下は、「たたずまいの美学ー日本人の身体技法」矢田部英正著 、からの引用です。

リトアニアのバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤは、還暦を過ぎても舞台に立ち続ける事の出来る秘訣を、
「骨の扱い」として説明している。
彼女が六十二歳の時の来日公演が放映され、テレビ局のインタビュアーが、
どのようにしたらその美しさを保てるのか、と質問した時のことである。
その時プリセツカヤは、
私は骨で立っているからです!

と簡潔に答え、若い女性のインタビュアーにはその意味が全くわからなかったとみえて、
話が噛み合わず、ギクシャクした変なインタビューになってしまっていた。
「私は骨で立っている」と言われて、真意を理解する人の方がむしろ稀であるかもしれないが、
…(中略)…
読者にはすでにお分かりであろうが、プリセツカヤの言う「骨で立つ」ということは、
「骨格の構造に従って動作する」ということに違いない。…
以上引用。

骨で立ち、骨で動く事が出来れば、
一生ダンスを美しく、楽しめそうですね(^-^)/

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2011.09.27 Tue l つれづれ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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